| 盆栽用語辞典 |
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| <あ> | 赤玉土 あかだまつち |
盆栽に使う用土の種類。多孔質で水もちが良く、しかも空気の流通が良いところから、 ほとんどの盆栽で多用されている。 関東地方に多く産する、赤土を乾燥させて砕いたもの。砕いた玉の大きさによって、大
中小のサイズ別に売られている。保水性、通気性に優れ、腐葉土と混ぜて培養土のベ ースとなる。これ自体は肥料分のない清潔な土で、挿し木の床としても使われる。 |
| 相生 あいおい |
根元から2本の幹が生じた樹形で、双幹(そうかん)の別称。 | |
| 浅間砂 あさますな |
群馬県の浅間山を中心とした地域に産出する褐色をおびた軽石状の細かい砂。 | |
| 油かす あぶらかす |
大豆、落花生、菜種、綿実など油脂作物の油を搾った残りかす。窒素を多く含み、未発 酵のものは遅効性肥料として元肥に、発酵させたものは緩効性肥料として追肥に使う。 |
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| 荒皮性 あらかわしょう |
同じ樹種と比較して特に樹皮が荒れているものをいう。老木の感じが出やすいので、盆 栽では好まれる。 |
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| 新木 あらき |
たね木とも言い、山採り後で仮植え中のものや、畑上げものなどでまだ手を入れられて いない、これから本格的に樹づくりを始めようという素材のこと。 |
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| <い> | 筏吹き いかだぶき |
盆栽のつくり方または樹形のひとつで「筏作り」ともいう。幹が倒れそこから出た枝が幹
となった多幹樹形のひとつ。元来山の中でよく見られる姿だったせいか、樹形としては根連なりより古くからあった。 幹の片側だけに集中して枝が出ている不自然な盆栽などを鉢の中に倒して植え込み人 工的に作ることもできる。 |
| 育苗 いくびょう |
実性や挿し木などを行って、苗を育てて大きくすることをいうが、広い意味では、単に苗 を育てることを言う。 |
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| 石付け いしつけ |
石に木や草を植えつけた盆栽。石の窪みや斜面に植えつけて、石を水盤に入れて鑑賞 する盆栽や、平らな石に用土を盛って鉢のかわりにして植えつける盆栽、また、鉢の中 に石を据え、石の上に木を乗せて根に石を抱かせ、鉢土まで這わせる盆栽の3つに分 類される。 |
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| 一の枝 いちのえだ |
根元から数えて最初にある枝を指す。この枝の出位置や幹の太さとの関係は、樹形全 体に大きく影響を及ぼす。樹を左右に分けて「右一の枝」と使うこともある。 上へと順に、二の枝、三の枝という。 |
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| 一番芽 いちばんめ |
春になって最初に萌芽した芽を指し、作業適期に芽切りや葉刈りを行なえば二番芽を吹 く。 |
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| 一歳性 いっさいせい |
本来は、種をまいたその年のうちに開花結実する品種のことだが、園芸・盆栽界ではや
や拡大解釈して、実生・接ぎ木・挿し木後1〜2年で開花結実するものを指す。 例えば「一歳○○」と表示されたものならば、普通種より早く花が咲き、実がつく。 |
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| 疣幹 いぼかん |
幹に多数のイボ状突起(樹皮の一部が盛り上がったようになったもの)が生じるものをい う。杉、五葉松等にこのような性質をもった個体が生じることがある。 |
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| 忌み枝 いみえだ |
盆栽を仕立てる際に、樹形を整えにくく全体の変化と調和のバランスをとりにくい枝のこ とで、車枝(くるまえだ)、閂枝(かんぬきえだ)、逆枝(さかさえだ)、平行枝(へいこうえ だ)等があげられる。 |
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| <う> | 植え土 うえつち |
盆栽を鉢に植える際に用いる土。一般には用土という。基本的にゴロ土や化粧砂とは分 けて考える。保水性に富み、排水性・空気の流通が良く、粒子が崩れにくいものが最適 とされる。さまざまな土や砂の種類とその配合が研究されており、更に最近はふるえばそのまま使える配合土も売られている。 |
| 魚の骨 うおのほね |
幹の状態がよく見えるように、前枝(まええだ)をほとんど切りとるか、または初めから前 枝がないために、幹を中心として左右に枝が生じて、まるで魚の骨のような形をした盆栽をいう。 |
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| 内縁 うちえん |
鉢の縁の形の一つ、縁が鉢の内側に巻き込んだものをいう。 | |
| 内芽 うちめ |
樹冠の中心から見て枝の外側についた芽を「外芽」、内側についた芽を内芽という。 | |
| 上根 うわね |
土の表面で根張りとなっている根や、表面に近い根をいう。日光でよく暖まるので発育が早い。 | |
| 受け枝 うけえだ |
樹のポイントになる枝を「利き枝」というが、その利き枝の強さとバランスをとる枝。樹全 体を引き締める重要な役目をする。たいていは利き枝とは反対側に受け枝がくる。 |
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| 烏泥 うでい |
灰黒色をおびた無柚(むゆう)の泥鉢で、中国産の鉢。 | |
| うらがけ | 完成した盆栽の樹形を維持し、さらにその盆栽をよりよくするために行う針金かけのこと 。新しく伸びた枝や小枝の矯正が主体となる。 |
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| 後ろ枝 うしろえだ |
裏枝ともいう。幹の後ろへ伸びている枝で、これを設けることにより奥行きが生まれる。 | |
| <え> | 枝打ち えだうち |
枝の出方や茂り具合のことで、そのバランスや調和の良否のことをいう。バランスや調 和がよくとれていることを、「枝打ちがよい」という。 |
| 枝変わり えだがわり |
芽の成長点で突然変異が起こると、枝の一部または全部が他の部分と異なる形質を示 すようになり、その枝では花や実の形、色、大きさなどに変化が起こる。 |
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| 枝芯 えだしん |
枝の芯・枝の流れの中心。一つの枝の枝芯は、言うならば幹にあたるため、模様やコケ 順にも気を配りたい。 |
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| 枝順 えだじゅん |
役枝を配している順序。幹を下から見ていって、右・左・右左…という出方が理想的な枝 順の基本とされる。 |
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| 枝棚 えだだな |
ひとつの枝から出た葉をそのままひとかたまりにせず、小さなブロックに分けた集合体。
こうすることを【棚割り】という。奥行きや立体感を表現でき、またフトコロ部への日照・通 風条件も良くなる。 |
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| 枝抜き えだぬき |
整姿や採光、通風をよくする目的で必要な枝だけを残して、いらない枝を切り取ること。 剪定と言ってもよい。 |
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| 枝伏せ えだふせ |
上向きの枝を水平もしくは下向きに伏せること。利点は懐部の日照・通風が良くなる、枝 先の力を抑制できる、時代感を表現できる 。 |
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| 枝伸び えだのび |
芽つみや剪定をしないで放置した場合、枝が長く伸び、その先端だけに葉が茂り、枝の 途中に小枝の分岐が少なかったり、全く分岐しない現象で盆栽では見苦しい枝として嫌 われている。 |
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| 枝張り えだはり |
前後左右に伸びた枝の先端どおしの長さのことをいい、枝張りが何センチといった場合 は、枝の先端どおしの長さが最も長い部分を計って表示する。 |
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| 枝ぶり えだぶり |
盆栽全体からみて、ある特定の枝の姿、形の良否をいう。また、それぞれの枝の姿、形 の良否と同時に全体的にみて、それぞれの枝がバランスよく配置されているかどうかを いう。 |
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| 縁日盆栽 えんにちぼんさい |
管理を行い本格的に仕立てられた盆栽ではなく、樹形などが良くない盆栽をけなして呼 ぶ言葉。 |
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| <お> | 大型盆栽 おおがたぼんさい |
根元から樹芯(幹の先端)まで、または、枝張りが1メートル近いもの。大物という言い方 をすることもある。 |
| 落ち枝 おちえだ |
他の枝と比較して、特に垂れ下がった枝のこと。特に高いところから落ちるように下降し ている枝をいう。文人木でよくみられる。 |
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| 追い込み おいこみ |
懐に近い芽のすぐ先まで切り戻す剪定の方法、またはそれにより次の芽を動かすこと。 小枝の先は細く維持すべき部分だが、何年も経つと徐々に太ってくる。こうした時の枝 先の更新にはこの追い込み剪定が欠かせない。 逆に言うと、いつでも追い込めるように懐の芽を守ることが、姿を維持する最大のコツで ある。 |
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| <か> | 改作 かいさく |
すでに樹形が整ってきた盆栽、または完成した盆栽の樹形の大きさをかえて作り直すこ と。役枝などが枯れた場合に改作することが多い。 |
| 花芽 かが |
将来、花になる芽で、6月から8月頃に花芽が分化する樹種が多い。葉になる芽は、葉 芽という。 |
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| 雅趣 がしゅ |
格調があり風流な趣が感じられる盆栽を「雅趣に富んだ盆栽」という。 | |
| 花台 かだい |
鑑賞の目的で、盆栽を乗せる台や卓のこと。 | |
| 片枝 かたえだ |
幹の片側に枝が集中して、反対側には少ない状態。模様木などではマイナスだが、吹 き流し樹形などでは映える。 |
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| 片根張り かたねはり |
幹の片方にしか根がない状態。樹形にもよるが、見た目の安定感に欠ける。 | |
| 活着 かっちゃく |
木を移植したとき、うまく根付いて生育すること。また、挿し木、接木などの場合にも「活 着した」という。 |
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| 鹿沼土 かぬまつち |
用土の種類のひとつ。空気や吸収した水分などを表面の毛管孔隙に含むので、普通の 畑土の2〜3倍の保水性を持ち、排水性も優れている。さつき盆栽には主要用土として 重用されている。 栃木県鹿沼地方に産する、黄色で粒状の軽石。保水性、排水性に優れ、サツキの用土 や挿し木用に適している。 |
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| 株立ち かぶだち |
一つの株から数本あるいは数十本の幹が群立している樹形で「武者立ち」(むしゃだち) ともいう。盆栽では、普通5本以上、群立している場合に使われることが多い。 |
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| 株吹き かぶふき |
木の切り株から数多くの幹が出ている樹形で、株立ちの一種。 | |
| 絡み根 からみね |
他の根と絡み合っている根。根張りの美観上 Dましくないので、植え替えの際にほぐす か、多いものならば切る。 |
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| 変わり木 かわりぎ |
直幹・模様木・懸崖などのどのカテゴリーにもあてはまらない樹形。制約がないため樹づ くりは難しいが、特長をうまくつかめれば非常に味わいのある樹が生まれる。 |
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| 環状剥皮 かんじょうはくひ |
取り木をする際、発根させたい枝の甘皮を一部分環状に切り取ること。 | |
| 寒樹 かんじゅ |
ケヤキ、カエデなどの落葉樹が冬期に落葉した状態にあるものをいう。 | |
| 灌水 かんすい |
盆栽へ水を与えること。灌水法には、うねの間へ水を導くうね間灌水とパイプで導いた圧 力水を飛沫状態にする散水法がある。 |
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| 閂枝 かんぬきえだ |
幹や太い枝に対生して出ている枝で、前後または、左右に一直線に出ている枝のこと。 盆栽では嫌われる枝の出方。 |
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| 寒冷紗 かんれいしゃ |
被覆資材の一種で、夏期の高温、強光による乾燥、しおれ等を防止する育苗時などに
使用されるほか、防風、防虫、防鳥にも利用される。 木綿やナイロンなどをごく粗めに織った広幅の布。夏は直射日光、冬は霜などを遮るた めに棚場や樹の上を覆う。 |
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| <き> | 木姿 きすがた |
盆樹の姿、形のこと。広い意味では樹形と同じ意味であるが、木姿と言った場合には、 枝ぶり、神(ジン)、舎利(シャリ)などの良否も含めていうことが多い。 |
| 樹冠 きかん |
樹木の枝と葉の集まりをいい、樹種によってその形態が異なるため樹種の識別もしやす い。 |
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| 利き枝 ききえだ |
枝順には関係なく、樹全体のポイントとなる枝。一の枝が多いが、必ずしもそういうわけ でなく、全体の中でアクセントになっている枝を指す。 |
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| 曲幹 きょっかん |
幹が曲折にとんでいる木のこと。現在では、普通 模様木と呼んでいる。 | |
| 曲付け きょくづけ |
幹や枝を針金などで曲げて風情を出すこと。「模様を入れる」ともいう。 | |
| 切り込み きりこみ |
剪定のこと。特に枝を短く切り詰める場合、多くの枝を切る場合に使われることば。 | |
| 切戻し きりもどし |
枝を作り替える方法のひとつ。枝元にある芽の先の部分で枝先を切り落とし、その芽を 伸ばして新たに枝をつくっていく方法。枝先の更新には欠かせない剪定方法。 |
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| 桐生砂 きりゅうすな |
群馬県桐生市付近に産出する灰色で軽石状の砂を含んだ土。 | |
| 犠牲枝 ぎせいし |
本来の樹形からすれば不要だが、枝元の太りがほしい場合に故意に伸ばしておく枝。あ まり長くつけていると切除後の傷跡が大きくなるが、うまく活用すれば樹づくりの大きな 味方になる。 |
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| 金性 きんしょう |
五葉松、シンパクなどは、葉の色によって金性、銀性に分けて呼ぶ。 | |
| <く> | 食いつき枝 くいつきえだ |
他の枝より極端に小さく、まさに「幹に食い付いているような」枝。細幹物や文人木など
枝数が少なく味わいのあるものに多く見られる。 |
| 草物盆栽 くさものぼんさい |
樹木の盆栽に対して、草を盆栽に仕立てたもの。多年草、タケ、ササ類、コケ、シダ類 などを縮小して栽培したり、鉢や石に植えつけて自然の風景を表現しようとしたもの。 |
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| 車枝 くるまえだ |
幹の同じ位置から、放射線状に何本もの枝が伸びている状態で、盆栽では樹形が整わ ないので嫌われる枝。 |
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| 黒土 くろつち |
関東ロームの畑から産出する土。 | |
| <け> | 芸 げい |
ある盆栽を評価するときに使う言葉で、変化がある面白い樹形をしたもの、木姿が他の 盆栽に比べてすぐれているものに「芸がよい」という。 |
| 形質 けいしつ |
遺伝によってうけつがれる性質のこと。 | |
| 化粧土 けしょうど |
盆栽を植え替える際に鑑賞の目的で植え土がかくれるようにさらに上から細かい土を入 れるがこの土のことをいう。 |
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| 化粧直し けしょうなおし |
植え替えた後など、鑑賞の目的でコケをはったり砂を撒いたりして鉢の表土をきれいに 仕上げること。 |
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| 形成層 けいせいそう |
茎および根の肥大生長を行なう分裂組織。維管束の木部(水の通路)と師部(同化物質 の通路)の間にあり、内側に木部、外側に師部がある。取り木で環状剥皮を行なう際は すべて取り去る。 |
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| ケト土 けとつち |
沼地や湿地に自生していたアシ、ヨシ、ミズゴケなどが、堆積して腐ってできた粘土質の 土。石付け盆栽用として欠かせない。 |
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| 懸崖 けんがい |
盆栽樹形のひとつで、樹の先端部分が鉢縁よりも下にあるものを総じてこう呼ぶ。 自然環境の中で断崖絶壁にしがみつくように生きる樹々を模したもので、生命力のたく ましさや自然の厳しさなどさまざまなものを表現できる。 尚、垂れ下がらないで斜め下に張り出したものを半懸崖と呼ぶ。 |
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| <こ> | 交差枝 こうさえだ |
枝が互いに交差したもの。 |
| コケ順 こけじゅん |
根元から樹冠に向けて幹が細くなるバランス。「しぼり」ともいう。盆栽の美的要素として
非常に重要。根元だけ太い樹はバランスが悪いので、コケ順が良いとは言えない。 |
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| 枯死 こし |
植物が完全に枯れて生命がなくなること。 | |
| 腰高 こしだか |
根元から一の枝までが長いこと。文人木などによく見られ、それが魅力となることもある
が、普通は見る者に不安定だと感じさせるものが多い。 |
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| 腰水 こしみず |
鉢を水を張った受け皿に入れ、鉢底から吸水させる方法。鉢土が乾きすぎたときや、2、 3日水やりができないときなどに行う。 |
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| ゴロ土 ごろつち |
盆栽用土の赤玉土や各種の砂類は、使用上の目的によりいくつかのサイズ別に分けら れるが、その中でも一番大きい粒のこと。鉢底にうすく敷きつめ、その上から用土を入れる。 余り水の流出も良くなり、水が切れた後は鉢穴を通して空気の流入を容易にするなど、 重要な役割を持っている。 |
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| 古渡り こわたり |
中国から輸入した鉢のうち、輸入した時代が、明治以前のものを「古渡り」、明治中期か ら大正時代のもを「中渡り」(なかわたり)、それ以後のものを「新渡」と呼ぶ。 |
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| <さ> | 栽匠 さいしょう |
すぐれた盆栽を作り上げ、培養管理のできる盆栽技術者のことをいう。 |
| 性 しょう |
樹の個体差を表す言葉。「性が良い」「葉性」「皮性」などと使われる。またその特徴が 固定化したものに対して、品種名のように用いられることもある。例:もみじ荒皮性、蝦 夷松八ッ房性など(荒皮性…短期間で肌が荒れてくるもの、八ッ房性…芽や葉の矮小 化したもの、盆栽に適している)。 |
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| 逆枝 さかさえだ |
枝は幹に対して、通常外側に伸長するが、逆方向に伸びる枝のこと。盆栽では一般に 嫌われる。 |
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| 差し枝 さしえだ |
利き枝の一種で、長く「差し出す」ように突き出ている枝。樹高とのバランスを考えて作る ことが必要。 |
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| 挿し木 さしき |
繁殖法の一種。植物体の一部(枝・葉・根)を土などに挿して発根させ、独立した新しい
個体を作ること。比較的簡単な繁殖法であり、太りも早く得られる。また、実生と違って 親木(親枝)の性質を受け継ぐという特徴もある。挿すもの(枝や葉)を挿し穂と呼び、土 の方を挿し床と呼ぶ。 |
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| サバ幹 さばかん |
舎利幹(しゃりかん)ともいう。長い歳月の間に幹の一部あるいは大半が自然の災害を 受け、割れたり裂けたりして木質部が現れている状態の幹を指す。 |
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| 三幹 さんかん |
一本の木の根元から3本の幹が立上っている樹形。 | |
| 三柏 さんぱく |
シンパク(真柏)、扁柏(ヒノキ)、側柏(コノテガシワ)のことを特に三柏という。 | |
| <し> | 仕立てる したてる |
盆栽の樹形を作っていくことをいう。また、盆栽つくりの一連の作業をいう。 |
| 仕立て鉢 したてばち |
鑑賞鉢の対語。盆栽としての完成途上のものを植える鉢のこと。鑑賞を目的とせず、幹 や枝の肥大や伸長を促進するために通気性がよく、植物の生育上好ましい素焼鉢が用 いられる。 |
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| 芝つき しばつき |
盆栽の根元のことで根張りと用土のさかいめあたりを指す。 | |
| 締め込む しめこむ |
枝などが間伸びしないように、樹形をかちっと引き締めて作ること。そのためにはフトコロ
芽を大切にして枝岐れをつくる必要がある。見事に締め込まれた木は、小さくても大樹 の相を表すことができる。 |
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| 斜幹 しゃかん |
樹形の一つで、幹が斜めに立ち上がっているものをいう。動きの大きい樹形のため、引 き根(傾斜の反対方向に出ている根)など力強い根張りを持ったものがふさわしい。 |
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| 舎利幹 しゃりかん |
サバ幹(さばかん)ともいう。幹や枝の木質部が朽ち果て、白骨化したものを指す。松柏 類に多く、特に真柏や杜松では見どころのひとつとされる。このジン・シャリの芸で評価 が大きく変わることもしばしばである。 一般には、枝の枯れたものをジン、幹の枯れたものをシャリと呼ぶ。 |
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| 樹格 じゅかく |
盆栽が老木や大木の感じを表しているかどうか、また木姿がよく整っているかどうかの 程度をいうことば。 |
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| 樹冠 じゅかん |
樹木の幹から出ている枝の枝先および葉によって形づくられる外周全体のこと。 | |
| 樹形 じゅけい |
樹木の姿、形のことをいうが、主として幹の曲がり方や本数などにより決定される。 自生している樹木の姿にヒントを得て、直幹、斜幹、模様木、懸崖、などに分類している 。 |
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| 樹高 じゅこう |
樹木の根から樹芯までの高さ。 | |
| 樹芯 じゅしん |
樹木の先端部分のこと。 | |
| 樹勢 じゅせい |
樹木の生育状況をいうことば。樹木の育成が旺盛で、枝がよく伸長したり、幹がよく肥大 するとき「樹勢が強い」という。その逆で、「樹勢が弱い」という。 |
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| 正木 しょうき |
生木と書くこともある。接木や取り木で仕立てた盆栽ではなく、実生や山採りによって仕 立てられた盆栽のことをいう。 |
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| 松柏盆栽 しょうはくぼんさい |
黒木とも呼ばれる。黒松、スギ、杜松、五葉松等、針葉樹の盆栽。 | |
| 小品盆栽 しょうひんぼんさい |
盆栽を大きさで分類した一つで、一般に樹高が25cm以下のもの。そのうち、樹高が 10cm以下を豆盆栽、ミニ盆栽と区別する。 |
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| 芯 しん |
盆栽の頂部、つまり樹芯のこと。 | |
| 神 じん |
幹や枝の木質部が朽ち果て、白骨化したものを指す。松柏類に多く、特に真柏や杜松で は見どころのひとつとされる。このジン・シャリの芸で評価が大きく変わることもしばしば である。 一般には、枝の枯れたものをジン、幹の枯れたものをシャリと呼ぶ。 |
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| 新梢 しんしょう |
春になって芽が出て、枝へと成長したもの。1年枝、翌年になると2年枝となる。 | |
| <す> | 水肥 すいひ |
肥料成分を水に溶かしたもの。液肥ともいう。一般に潅水を兼ねて与える。 |
| 素焼鉢 すやきばち |
800℃前後の温度で焼いた、うわぐすり(釉薬)のかかっていない鉢。通気性、吸水性に 優れている。植物の育成に好ましい。 |
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| 整姿 せいし |
剪定、芽つみ、針金かけなどによって、盆栽全体の樹形を整えること。 | |
| 席かざり せきかざり |
盆栽飾りの総称。床飾り、棚飾りなどもこれに含まれる。『席』という、限られた空間を隅 々まで意識した飾りが良いとされる。水石や添景を用いて工夫するのも楽しい。 |
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| 石灰硫黄合剤 せっかいいおうごうざい |
昔から使われている農薬の一つで、殺菌・殺ダニの効果がある。必要に応じた倍率に水
で薄め、筆などで塗布、または噴霧器 ナ散布する。冬は樹木の休眠期なので20倍、そ れ以外は1000倍程度に薄めるのが適当と言われる。ジンやシャリの化粧もこれで行な う。 |
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| 節間 せっかん |
芽がついている部分を節といい、節と節の間を節間という。 | |
| 施肥 せひ |
肥料を与えること。 | |
| 剪定 せんてい |
盆栽の樹形を整えるために、また完成された盆栽の樹形を維持するために枝または幹 の一部を切り取ること。広い意味では、芽つみ、葉刈りも含める。 |
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| <そ> | 双幹 そうかん |
根元または根元付近から2本の幹がでた盆栽をさす。 |
| 雑木盆栽 ぞうきぼんさい |
秋の紅葉(黄葉)や落葉したときの寒樹の木姿を主として鑑賞する樹。ケヤキ、カエデ、 ブナ、ソロなど。 |
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| <た> | 筍幹 たけのこみき |
根元から樹芯に向かって幹の太さがタケノコのように比較的急激に細くなっている盆栽 のこと。このようなものを「コケ順がよい」という。 |
| 立ち上がり たちあがり |
盆栽を下から見ていって幹の始まる部分。広義では、根張りを含めた最下部を指すこと もある。大変重要なポイントで、この部分に十分な太みがあれば、ドッシリとした重厚な 落ち着きを表現できる。幹のコケ順の基準にもなる。 |
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| 棚上げ たなあげ |
春になって、防寒施設から取り出した盆栽を戸外の棚の上に乗せること。 | |
| 立て替え たてかえ |
枝や幹の長さ・形に問題があって、先端部分を作り直したい時、新しい樹芯や枝芯を途
中の枝に設定して切り換えることをいう。具体的には、新芽や小枝を新樹芯や新枝芯に 決め、そのすぐ先の部分で切除する。特に胴吹き(幹肌に新芽が吹くこと)が可能な樹 種であれば、立て替えだけで作っていくこともあり、これによって間伸びのない締まった 樹を作ることができる。 |
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| 棚飾り たなかざり |
箱型に作られた棚卓を用いて、いくつかの樹や添景、添え草などを飾ったもの。小品盆 栽はこの型で飾られるものが圧倒的に多い。 |
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| 棚割り たなわり |
ここでいう『棚』とは樹の枝棚のこと。枝が幾層にも重なってできた枝棚をきれいに整理・ ブロック化し何段かに分けることを指し、「棚割りがきれいにできている」などと用いられ る。階調をつけることで樹形全体にメリハリをつけ、弾みを生み出す。また美観以外にも 風通しを良くする目的がある。 |
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| タネ木 たねぎ |
盆栽を仕立てるものになる苗木のこと。また、まだ、盆栽として完成されていないものも 含める。 |
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| 玉肥 たまひ |
肥料を練って玉状に固めたもの。原料には油粕や骨粉が主に用いられている。形の崩 れやすいものは、降雨時などに流れ出て、結果的に肥料のやりすぎとなるので注意。現 在、良質のものも多く市販されているので、よく調べてから購入したい。 |
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| 団子 だんご |
枝葉を丸く刈り込んだだけのような樹形をした盆栽のこと。一般に良くないとみなされる ことが多い。 |
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| 短枝 たんし |
短い枝のこと。枝には、よく伸びる枝(長枝)・その年伸びた枝の基部付近から出る生長 の少ない枝(短枝)・その中間の枝(中枝)があり、短枝は組織が充実していて、花芽や 実が結実しやすいという性質がある。特に実もの盆栽などではこの短枝の果たす役割 は大きい。 |
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| <ち> | 直幹 ちょっかん |
樹形の一つ。字義通り、幹が真っ直ぐ天に向かって伸びている形。整然とした美しさは大
きな魅力である。八方根張りやコケ順・枝順など、盆栽の基本要素が求められ、ごまか しのきかない樹形と言われる。下枝が弱らないよう、また、太い枝の元部を膨らませない ことが樹づくりのポイント。 |
| <つ> | 追肥 ついひ |
基肥を与えたのち、植物の育成期間中にさらに必要な肥料をその都度、与えること。 盆栽では、一般に、基肥を与えないで、必要な肥料分は、その都度追肥して与える。 |
| 通天 つうてん |
カエデの別称で関西地域ではこのように呼ばれる。 | |
| 接ぎ木 つぎき |
大変重要なテクニックで、繁殖や枝作り、さらには根張り作りにまで応用できる。一口に
『接ぎ木』といっても、様々な目的や方法があるので、ここに挙げる。 ●枝接ぎ・芽接ぎ フトコロ部に枝が欲しいが、追い込める芽がない場合など、枝や芽を接ぎ穂にして芽を 得る ●根接ぎ 良い根張りを得るために、根張りの足らない部分に接ぐ ●呼び接ぎ 接ぎ穂にする部分を母木から切り取らず行なう接ぎ木。活着の難しい樹種(もみじなど) に用いられる ●通し接ぎ 幹に穴を開け、接ぎ穂を通して活着を待つ方法。樹種(もみじや楓など)や時期(5月下 旬〜6月上旬)を選ぶため、あまり一般的ではない その他、葉性や品種を変えたいときや繁殖法としてなど、接ぎ木の応用範囲は広い。接 ぎ木で繁殖された素材は、花や実の来るのが早くなる。 |
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| <て> | 天神川砂 てんじんかわすな |
兵庫県天神川の上流でとれる砂。 |
| 展着剤 てんちゃくざい |
殺虫剤を散布するとき、葉や幹に付着しやすくするために用いる薬剤。 | |
| <と> | 胴吹き芽 どうぶきめ |
幹吹きともいい、幹や枝に生じた不定芽、またはそれが伸びだしたものをいう。 枝を追い込む剪定によって促す。間伸びした部分に芽を作り、枝順やボリュームのバラ ンスを作り直すことができる。樹種によって胴吹きしやすいもの・しにくいものがある。ま た、樹勢の良いことが必要不可欠。 |
| 徒長枝 とちょうし |
伸びたたままの、勢いの強い枝のこと。徒長枝をそのままにしておくと、樹の養分がそこ へ流れすぎるため他の枝の生長が遅くなる。養成中の樹や、枝・幹に太みを得たい場 合はこれを放置することもある。いずれにしても組織の充実を伴わないまま太っていくの で、花芽などが結実しにくい。 |
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| 取り木 とりき |
繁殖方法のひとつ。幹を削り木質部からの発根を待って根の下部で切断、上の部分を 植え込んで使う。大変重要なテクニックで、改作にも活用でき、特に小品盆栽では取り 木で作られた名品も多く見られる。樹種により適期は違うが、均等な根張りが得られる ところと、模様・幹肌の良い部分だけを選択できるというのが最大の魅力である。 |
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| <な> | 流れ ながれ |
左流れ、右流れなどと使う。幹や枝には必ず方向があり、それを人間の手で操作してい かに意味付けをしていくかが樹づくりのポイント。流れがちぐはぐだと、味は出ないし風景 も呼び起こせない。例えば枝操作の途中で少し樹から離れ、全体を見渡してみることも 一つの手。飾りにも同じことが言える。 |
| <に> | 錦性 にしきしょう |
幹や枝の樹皮が荒れて割れる性質の樹で、錦松などが有名。 |
| 肉巻き にくまき |
枝や幹を切除した跡が、時間が経つにつれ癒着して治っていくこと。肉巻きしやすい樹
種・しにくい樹種がある。松柏類はヤニの多いもの、雑木なら楓やもみじが肉巻きがしや すい。また、ぶななど肉巻きはしやすいが巻いた跡が黒ずむ樹種もある。 |
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| 二番芽 にばんめ |
芽抜き、芽切りによって、二回目に吹いた芽を指す。通常は一年に一回しか芽を吹かな い樹種でも、作業適期に芽切りや葉刈りを行なえば二番芽を吹く。軸などの伸びは一番 芽より小さく、葉も短く揃ってくる。 |
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| <ぬ> | 抜き水 ぬきみず |
鉢上げや植替えをしたとき、鉢のまま水に浸して2〜3回上げ下げして十分に水を吸収 させ、根と土に隙間ができないようにする水やり方法。 |
| <ね> | 根上り ねあがり |
盆栽の樹形の一つ、根の一部が表土より高く露出しているもの。盆栽に仕立てる場合 は、根を露出させて浅く植えて人工的につくることもできる。 |
| 根腐れ ねぐされ |
地下部が被害を受けて枯れることをいい、水はけが悪いとき、高い濃度の肥料を与えた とき、または、病原菌などの有害微生物が関与する場合もある。 |
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| 根洗い ねあらい |
植替えの際、土を水でほとんど取り去る方法。土の崩し取りと水洗いを併用して行なう。 この方法を特別に必要とする樹種が幾つかあり、特にさつきは根土が残っていると吸水 ・保水その他多くの点で調和を欠き、培養に悪影響を及ぼすことがある。なお、一度完 全に根洗いしたものは再度行なう必要は基本的にない。 長く持ち込んで根がびっしり固まった状態のものを、鉢から抜いて観賞することを根洗 い盆栽と呼ぶ。水盤などを使って展示されるが、一般の盆栽ではほとんど見られず、草 ものの一部にこの方法がとられる程度。 |
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| 根捌き ねさばき |
植替えなどの際、土を落とし根を切り詰めることを指す。 | |
| 根土 ねつち |
成長の過程で根に密着し続けてきた土のこと。台土(だいつち)ともいう。 | |
| 根づまり ねずまり |
根が鉢に充満して通気性、排水性が悪くなり、その結果、樹木の性質が悪くなる現象。 | |
| 根張り ねばり |
土の表面より外に出て見える樹木の根元の上根の状態。盆栽の土台となる大変重要な 部分で、大きな見どころのひとつ。 どっしりと大地を踏みしめるような根張りは、強い安 定感を感じさせる。 |
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| 根伏せ ねぶせ |
挿し木法の一つで、挿し穂に根を用いるもの。植え替えなどの際に出る不要根の、模様 の良い部分を5〜6・切って、少しだけ頭を出して土中に埋める。おもしろい模様ができる ので、特に小品盆栽の素材作りには最適。 |
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| 根水 ねみず |
水遣りの際、盆栽の頭から水をかけず根の部分にかける方法。葉水(盆栽の頭からか ける方法)と対比して使われる。 |
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| 眠り芽 ねむりめ |
前年の秋以降に出てきた芽が春になっても展葉しないもの。特に松柏類に多い。中に はそのままの状態で一年越し、翌年に展葉するものもある。日照・通風などの条件が悪 い部分や、古木で部分的に活力の落ちた枝などに多くできる。死んでいるわけではない ので、追い込みや芽切りなど、何らかの刺激を与えてやると動き出す。 |
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| 根回し ねまわし |
樹木を掘り起こして動かすとき、前もって根を切って細根を発生させておき、移植後の活 着率を高めようとする方法。 |
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| <は> | 培養 ばいよう |
施肥、水遣り、剪定など、適切な管理を行って盆栽を栽培すること。 |
| 葉刈り はがり |
春に出た新芽を摘み取るのが芽摘みだが、その後に固まってきた葉を、葉柄を残して刈 り取る技法。雑木盆栽、特に葉もの作りにおいて非常に重要な作業。小枝作りと樹勢の 平均化の二つの目的がある。 |
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| 葉性 はしょう |
盆栽において、葉の形態や色彩、生理的な働きは大きな影響をもたらすものである。こ のような葉の持つ性質を葉性と呼ぶ。同じ樹種でも葉性の違いによって評価が違うこと もしばしばである。一般に盆栽界で良いとされる葉性の条件をあげる。 ●針葉樹 葉が短い・真っすぐ・色彩が鮮明・太めのもの ●雑木 葉が小さい・光沢がある・色彩が鮮明・紅葉や黄葉などが美しいなど ちなみに盆栽界で「葉性」と言う時、厳密には「芽性」のことも含んで語られることが多い 。芽性とは、芽の出方(粗いか密か、また節間が短いか長いか)や性質(二番芽が出や すいか否か、眠り芽ができやすいかなど)のことである。「葉性が良く作りやすい」と言う 時は芽性のことを指している。 |
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| 走り枝 はしりえだ |
全体の輪郭に対し、極端に勢いが強く伸びた枝のこと。放置しておくとますます樹勢が偏 り、枝元がゴツくなったり細い枝が枯れてしまったりするので、必要のないものは早めに 切除するか、可能なものはコケ順の良い位置で立て替えを行なう。 |
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| 走り根 はしりね |
土中において、他の根に比べ極端に長く伸びた根のこと。樹を鉢から抜いた時、鉢の形 と同じように回っている小根の中に、一本の長く太い根が見られることがある。これが走 り根である。根も枝と同じく勢いの平均した状態が望ましい。植え替えの際に細い根に 立て替えるか、取り去っておきたい。 |
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| 鉢上げ はちあげ |
庭や畑などから盆栽に仕立てるために、鉢に植え替えること。 | |
| 八方根張り はっぽうねはり |
根張りの一つの形で、樹の根元に生じた根張りが四方八方にまんべんなく、バランスよ く張り出したもの。 |
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| 花芽 はなめ |
樹木の芽には、花になり後に実になるものと、葉になり後に枝になるものの両方があり 、このうち花になるものを花芽と呼ぶ。実もの・花もの盆栽においては、花芽の付き方に 関する樹種ごとの特性をよく知ることが大切で、徒長枝の先につくもの、比較的短くて太 い枝(短枝)につくものなど様々である。従って枝の切り具合や芽の残し方に違いが出て くる。 |
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| 葉抜き はぬき |
黒松、赤松の葉を抜いて整理をすること。樹勢調節と、日照・通風促進の二つの目的が ある。芽切りの補足として休眠期に行なう。弱い芽以外は古葉を全部取り、特に強い部 分は新葉も取る。ミドリ摘み・芽切り・芽かきと併せて、枝作りと樹勢調節の方法として大 切な作業である。ちなみに五葉松の古葉切りを同じ名前で呼ぶこともあるので、混同し ないよう注意。 |
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| はね出し はねだし |
根連なりや寄せ植えなどの多幹樹形で、その内の一本(または二本)が左か右にポツン と離れてあること、またはあるものを指す。必ずあるものではない。小さいものをハネ出 しに持ってくるのが一般的で、全体の躍動感を左右する重要な部位と言える。ここから 転じて、棚飾り(特に小品盆栽)などで左または右に離れて配置する一群のことも指す。 こちらも全体の流れを受け止める大きな役割を持つ。 |
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| 葉張り はばり |
樹全体のかさ・左右のサイズを指し示す場合が多い。「葉張りを縮める」などと使われる 。幹の太さや枝打ち、鉢の大きさなどから総合的に見て、理想的な葉張りサイズは決ま ってくる。 |
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| 花物盆栽 じゃなものぼんさい |
特に花が美しくて観賞価値がある樹種の盆栽。クチナシ、オウバイ、サクラ、ウメなど。 | |
| 葉水 はみず |
葉に水をかけること。葉の表面温度や湿度を調節することが狙い。特に植え替え直後の 根量が大幅に減った状態の時や、夏の暑い時などは、一定期間これを与えてやること によって葉からの蒸散量を抑えることができる。 |
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| 葉焼け はやけ |
夏や初秋、葉先または枝先が枯れて褐変または黄変すること。これの起こってしまった 葉は元には戻らない。大方の場合水切れが主原因。予防策としては充分な水やりを前 提に、夏場の異常な蒸散を抑えるため、寒冷沙を用いた直射日光からの保護などが挙 げられる。 |
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| 針金かけ はりがねかけ |
盆栽の作業の中で最重要とされるものの一つで、幹や枝に針金を巻き付けて模様を入 れ、姿を整えることをいう。 現代盆栽テクニックを代表するものなので、ここにその効用 をまとめてみる。 ●ハサミ作りに対して圧倒的な早さである程度の姿を作ることが可能。特に間伸びした 部分に模様を入れられる効果は非常に大きい ●針金かけによって扇状に広げられた枝は日照・通風条件が良くなり、それによってフ トコロ芽に力が乗る。また、針金の刺激によって、植物内にエチレン(植物ホルモンの一 種)が分泌され、芽吹きが良くなる 針金かけの最終目的は効かせることにある。針金を外した時効いていなければ、再び かけ直してやる。 |
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| 幡幹 ばんかん |
模様木よりもさらに激しく幹曲がりくねった樹形で、幹の根元の方が特に太いもの。 | |
| 半懸崖 はんけんがい |
盆栽樹形のひとつ。枝や幹が懸崖ほど垂れ下がっていない樹形。鉢底より上に先端部がある樹形。 | |
| 盤根 ばんこん |
雑木特にもみじやぶな、姫しゃらなど根張りを見所とする樹種において、上根が癒着して ひとかたまりになった状態を盤と言い、その根を盤根と呼ぶ。 |
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| <ひ> | 標準盆栽 ひょうじゅんぼんさい |
盆栽を大きさで分類したときの一つ。大型、標準、小品盆栽に分かれる。 |
| ヒコ生え ひこばえ |
ヤゴ芽、シュートともいう。叢性の(低木性で株立ち状で自生している)樹種で、樹の足 元から不定芽が生えてくること、またはその芽。一般には放置しておくと元の樹が弱る のですぐに切り取るが、場合によってはこれを活かして株立ちや根連なりを作ることもあ る。その際にも適当量に間引くことは必要である。 |
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| 肥培 ひばい |
人為的に樹に養分を補給してやること。太らせるため、また元気をつけるためなど様々
な目的がある。天然土壌中には豊富な栄養分があるが、必ずしも樹が吸収できる化学 形態であるとは限らないため、樹が吸収しやすい形態の人工肥料を与える。現在では 様々な肥料が開発され、その形状も固体(灌水によって溶け、鉢土内に流れ込むもの) 、液体(ほとんどは原液なので水で薄めて散布する)、土壌中の栄養分を樹が吸収しや すいように化学変化させる土壌活性剤など、バリエーションに富む。 |
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| <ふ> | 風林坊 ふうりんぼう |
盆栽,ミニ盆栽,豆盆栽,小品盆栽,の販売,通販,盆栽専科,風林坊。 盆栽を通して、風、自然の厳しさ、小宇宙、侘び寂び、和を感じることができるサイト。 |
| 吹き流し ふきながし |
盆栽の樹形のひとつ。斜幹と同じように一方向の風によって傾いて育った木を表現した もの。斜幹よりも幹の傾き具合が激しく、枝が幹の傾いた側に集中して出ている樹形。 |
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| 不定芽 ふていが |
普通、植物の芽というのはある程度吹く場所が決まっていて、そのほとんどが葉脇の近 辺であるが、それ以外の部分から出る芽を不定芽と呼んで普通の芽と区別する。と言っ てもそれほど珍しいことでなく、樹種によっては幹や枝の途中から頻繁に吹く。 |
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| フトコロ ふところ |
フトコロというのは幹に近い枝元部分で、理想的な形としてはここにたくさん枝岐れがほ しいのだが、日照・通風条件を考えながら培養しないと、せっかくあった枝や芽も枯れて しまう。フトコロの枝のない部分に吹いた不定芽は大切に育て、しっかり力を乗せたい。 |
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| 文人木 ぶんじんぎ |
元来は文人好みの木という意味で、広義では現在の盆栽すべてを指すような大きな定
義になってしまうが、一般には細幹で時代乗りが良く枝数の少ない、わび・さびの情趣 のある瀟洒な作りの樹を指す。よくできた文人木は盆栽の神髄を極めたような風趣があ って人気も高いが、細幹のまま長い年月持ち込む必要があり、数も少ないのが現状。樹 種的には赤松や五葉松が代表的である。 |
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| 古葉取り ふるはとり |
五葉松で、夏から秋にかけ古葉を取り除いてやる作業。常緑樹の葉は場合によっては1 年ないし1年半ほどついており、こういった「昨年葉」や「一昨年葉」を総称して古葉と呼 ぶ。日照・通風条件を良くするための方法のひとつである。最近では特に夏場(7月下旬 〜8月上旬)の五葉松の古葉切り(ハサミで切る)が効果があるとされている。 |
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| <へ> | 平行枝 へいこうえだ |
同じような形、大きさをした枝が同じ方向に平行に並んで伸びている枝をいう。このような枝があると、単調で変化のない樹形になりやすいので、一般に嫌われる。 |
| <ほ> | 箒立ち ほうきだち |
箒作り)盆栽の樹形のひとつ。竹箒を逆さに立てたような樹形をいい、ケヤキの箒作りが 代表的。 |
| 骨 ほね |
立ち上がりや幹、太い枝など樹の小枝以外の部分。簡単に作れない、作り換えられない 部分を指す。樹は一本一本それぞれの個性を持っているものだが、その個性とは概ね 骨の形である。 |
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| <ま> | 前枝 まええだ |
盆栽の表に出ている枝のこと。長く大きな枝が出ているときは、幹が隠れて幹模様や樹 皮がよく見えないので嫌われる。 |
| 豆盆栽 まめぼんさい |
小品盆栽に属すが、樹高10cm以下の盆栽を総称して呼ぶ。ミニ盆栽とも呼ぶ。 | |
| 丸幹 まるみき |
傷が無く、また偏平になるなどして変化していない幹のこと。 | |
| <み> | 幹模様 みきもよう |
幹が描く曲線のこと。直幹以外のほとんどの場合、大なり小なり模様があり、これが樹形
の基礎となる。下部は大きく、上に行くに従って小さくなるのが理想的とされる。ただ、現 在名木と言われるものにはその限りでないものも多く、基本から外れたところに野趣が 感じられたりする。 |
| 幹性 みきしょう |
幹模様、皮性など幹の状態をいうことば。盆栽として好ましい状態にあるとき「幹性がよ い」という。 |
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| 実生 みしょう |
繁殖法のひとつで、種を蒔いて素材を作ること。手間のかからない繁殖法で、ゼロから
盆栽としてしつけることができ、また根張りがよくできるという利点もあるが、一方では実 生変化で品種が安定しないという傾向もある。 |
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| 水抜け みずぬけ |
水はけのこと。鉢または鉢土内から余分な水が抜ける度合い。毎回の水やりの際、直 後の鉢土は水分をたっぷり含んでいる。この水分を適度に保ち、次回の水やりの時まで に樹のゆっくりした吸い上げを促すのが理想的な鉢土の状態である。 |
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| ミドリ摘み みどりつみ |
ミドリとはまだ葉の開いてこない新芽のこと。春先にこのミドリを摘んで樹勢バランスを調 整してやることをミドリ摘みという。一般的には黒松・赤松や五葉松に対して行なう作業 。 |
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| 実物盆栽 みものぼんさい |
特に果実が美しくて鑑賞価値がある樹種の盆栽。姫りんご、カリン、ピラカンサ、などが 有名。 |
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| <む> | 室 むろ |
盆樹の冬場の保護をするための保護設備の総称。ちなみに寒さのピークの前に樹をこ こに取り込むことをムロ入れと呼び、春先にここから出すことをムロ出しと呼ぶ。プレハブ でもビニールハウスでも何でもよく、寒風、積雪、霜、鉢の凍て割れなどから守れる閉め 切った密室があればよい。 |
| <め> | 芽あたり めあたり |
通常の芽でなく、いわゆる不定芽の芽の出てきた状態、または場所を指す。盆栽の枝 作りにおいて間伸びは嫌うべきもので、普通は芽のある場所まで辿ってそこで切り戻す が、芽あたりの場所で切り戻しても同じ効果が出る。 |
| 芽起こし めおこし |
松柏類、特に五葉松の針金整姿などの際、枝先の芽を上方向に起こした形に整えるこ と。 見た目にもきれいだが、通風・日照条件など培養面の条件向上が第一目的。芽元の 部分に日光を当てることで新芽の吹き方が格段によくなる。黒松には行なわない。 |
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| 芽押さえ めおさえ |
新芽を針金で伏せ込む作業。春先に出た新芽は勢いがあり、ほとんどの樹種で斜上す る。 これを放置すると盆栽樹形はできない。このため、ある程度充実した新芽は針金で下方 向に伏せ込む必要がある。特に若い樹は新芽の勢いが強いので、重要な作業になる。 |
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| 芽切り めきり |
芽力の平均化・枝数を増やす・葉の長さを揃える、この三つの大きな目的を達成するた
め行なわれる、黒松を作る上で最も大切な作業。 別名「短葉法」とも呼ばれる。「芽切り」は、春に出た芽を6月頃に一度切り取り、それか ら出た二番芽を育てる技術である。 様々なケース・目的があり、時期の微調整をはじめ、二度・三度に分けるケースや部分 芽切りを行なう場合などいろいろな応用がある。 基本的には強い部分は強く抑制し、弱い部分を助けてやるという精神。その後吹いた二 番芽の中から使える芽を選び、不要な芽を間引いてやる作業が「芽かき」である。 |
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| 芽摘み めつみ |
春先から伸び出す新芽を摘むこと。第一節間を短くすることや樹勢の格差を平均化する
目的がある。ある程度伸びた段階でハサミを使って切る方法と、芽がほころぶ直前に強 い芽をピンセットで開いてつみ取る方法がある。 |
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| <も> | 持ち込み もちこみ |
盆栽として鉢に入れられ培養されてきた年月、または経過のこと。「持ち込みが古い」な どと使われる。 鉢という特殊な条件に順応し、枝打ちや葉も徐々に細かくなり(より大木感が出る)、幹 や枝の皮肌にも時代が乗って、まぎれもない「古さ」を見せ始める。 |
| 模様木 もようぎ |
盆栽の樹形のひとつ。曲幹とも呼ばれる。幹がまっすぐではなく、前後、左右にゆるやか な曲がりがいくつかあるもの。 |
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| 基細 もとぼそ |
枝や幹の付け根が細い、もしくは細く見えること。特に幹の立ち上がりが細く見えると観 る側に非常に不安定な感じを与え、好ましくない。 |
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| <や> | 役枝 やくえだ |
樹形上の骨格を決める枝。簡単に言うと役割のある枝のこと。狭義では一の枝・二の枝 ・後ろ枝などを指すが、広義ではいわゆる差し枝や受け枝、利き枝など樹形上主要な枝 すべてが含まれる。 特に若い木の培養過程でこうした「役枝」を決めると、ひと枝ごとの役割・目的が明らか になる。 |
| 八ツ房性 やつふさしょう |
同樹種の普通種に比べ、枝葉が小さく詰まってできる品種を八ッ房性と呼ぶ。小さい寸
法で大樹の相を表す盆栽に非常に適したものである。 自然交配による実生変化や突然変異、または枝変わり品種を接ぎ木や挿し木で繁殖さ せたもの。 代表的なものでは五葉松の「瑞祥」「九重」、もみじの「琴姫」「鹿島八ッ房」などがある。 |
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| 山採り やまどり |
盆栽素材の入手方法の一つで、山に自生している自然木を掘り起こして鉢に入れ活着 させること、またはその素材を指して言う。 近年はほとんど行なわれていない。国有林など公共の場所はもちろん、承諾を得れば 法律的には問題のない私有地でも盆栽に適した素材は絶えたと言われて久しいし、何 よりも自然保護・エコロジカルな観点から、モラルとして行なわないというのが現在の一 般的な考えである。挿し木・実生・取り木などの繁殖法や、畑作り・肥培などの技術も発 展しており、新たな素材作出の方法も充実してきている。 |
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| <ゆ> | 癒合促進剤 ゆごうそくしんざい |
枝抜き跡に残る傷口を早く癒すために塗る薬剤。 ペースト状に練られたものが一般的で、枝抜き跡に塗る(貼り付ける)。元来は雨(水) や風が傷口に当たらないよう保護する目的だったが、研究・開発が進み、癒合促進剤 が含まれるものも多くなった。 |
| <よ> | 寄せ植え よせうえ |
盆栽の仕立て方のひとつ。雑木林、深山の原生林を表現している。多くは、同種類の植 物を1つの鉢に数本、数十本植え込んでつくる樹形。 |
| <ろ> | 老幹 ろうかん |
盆栽としての培養年数が長く、老木の感じを十分に現したものをいう。 |